パリでシーシャバー初体験!シーシャについていろいろ誤解していたようだ

外国をウロウロしていると外国人と仲良くなることがある。日本でもそういうことはあるだろうが、おそらく世界平均からみれば頻度はかなり下のほうなのではないだろうか。

昨年末3ヶ月間海外にいて、初対面の外国人に「シーシャを吸おう」と言われることが数回あった。日本でもたまに見かけるシーシャバー。興味はあるけど敷居が高かったのだ。パリで仲良くなったイラン人に連れられて、人生初のシーシャバーへ繰り出してみた。

若干怖そうなイメージもあるシーシャバーであるが、イラン人に言わせると「本当にデンジャーな店もある」らしい。彼なりの見極めポイントは「女性客がいる店は大丈夫」だそうだがもちろん保証はしないぞ。

この日わたしは衝撃の事実を初めて知ることになる。なんとシーシャには「ニコチンが含まれていない」らしいのだ。みんな知ってた?コレ常識?わたしはニコチンどころかニコチンよりも危ない成分が入っているものと思っていたよ(失礼)。

入店すると渡されたメニューには「アップル」「チェリー」「ミント」などの名前が並ぶ。つまりシーシャとは香りのついた煙を吸って吐くだけの健康的なものなのだ。

この店ではフレーバー1種類につき9ユーロ。複数人で1台を「回し吸い」も全然アリらしい。ゆっくり吸えば30分ほど持つのでけっこうリーズナブルだ。シーシャ装置を燃えた炭で熱してから煙を深く吸い……

吐く!

下のほうでブクブクいっておる。

シーシャとは、それを吸うことで何らかの快楽が得られるとかそういうものではないらしい。つまりみんなでワイワイと酒を飲むかたわら、ちょっと香りのついた煙でも吸いましょうかね?という嗜好品なのだ。これはなかなかに楽しいぞ。おまけにフレーバーの香りが清々しいときてる。

なにもシーシャバーでなくとも、ヨーロッパ各地では飲食店のテーブル、クラブのカウンターなどいろいろなところにシーシャが置かれていた。どうして日本でももっと流行らないのだろう?やはりイメージの問題かなあ?

ちなみにインドではどこの宿にもシーシャが置かれていた。フレーバーの名前をきけば「ピーチレディ」「ディープラブ」など少しヤンキーっぽい。