軽い気持ちですいかゲームを始めたらハマってしまい、そしたらなんかだんだん落ち込んできて、ここ2週間くらいメンヘラ化してました。やる人には分かると思いますけど、これ本当に何の意味もないゲームです。
まぁゲームなんて全部そうなんですが、でも普通はどんなゲームも、やってて何か得るものがあったり、少なくとも面白いじゃないですか。でも、すいかゲームって何が面白いのか全然分かんなくて、テトリスとかぷよぷよに近いゲームではあるけど、対戦とか無いから強くなったって意味ないし、そもそも運の要素が強すぎるんでもう完全に、1人で人生を浪費してる感じです。
なのにやめられないのが怖くて、やばい時は1日8時間くらいやってて、仕事しなきゃいけないのに何やってんの? って落ち込んで、それならせめて本気ですいかゲームと向き合って配信者とかになればいいんですけど、悩みながらやってるから全然スコア伸びなくて、図らずも人生を浪費しながら面白くないゲームやって落ち込んでるっていう地獄が発生しました。
寝てるんだか起きてるんだか分かんない状態が何日も続いて、さすがにやばいから頑張ってる人の姿でも見てやる気出そうと思って、頑張ってるバンドマンのキャス聴いたり頑張ってる芸人のYouTube観たりしてたら、「こんなに頑張ってる人がいるのにすいかゲームしかしてない自分って何?」ってさらに落ち込む地獄に突入しました。
とかやってるうち、だんだん「頑張ってるアピールしてるけどお前ら、実はそうでもねえだろ?」っていう憎しみの感情が生じてきて、そんな自分にますます落ち込んで、とにかくメンタルブレまくりました。すいかゲームでこんなことになるなんて信じられませんでした。
とにかく働きもせずすいかゲームやってる自分は社会人失格なので、飯を食う資格もなけりゃ光熱費を使う身分でもないと思いました。それで「すいかゲームをやめるまでエアコン使わないしみかん以外食べない」っていうルールを定めました。なぜみかんは食べていいのかというと、自分の中でみかんブームが到来していてみかんだけは食べたかったからです。
うちのみかんストック。
……とかやってたら3キロ痩せて、すいかゲームをやった意味が1つ生まれたので少し安堵しました。と同時にすいかゲームにやや飽き、私はようやく落ち着きを取り戻そうとしています。怖かった〜!
すいかゲーム流行ってるけど虚無に耐性がない人は少し危ないかも、って話でした。
ちなみに今みかんを1日30個くらい食べてますが、オオゼキで500円以下で買える中だと熊本産のやつが一番おいしいです。ライフとかサミットだと800円くらい出さなきゃおいしいの引けません。
話変わるけどこの前はじめて文学フリマに行きました。1日がかりでいろんな人が自費出版した本を見て、思ったのは「タイトルとジャケが大事すぎる」ってこと。
たとえば『みかんが食べたい!』っていう本があったとして、私はみかんに興味があるので、みかんの品種をまとめた本なら読んでみたい。でも作者の「みかんが食べたい」っていう熱い想いが記してあるなら、それは別に興味ない。表紙だけだとどっちもありえる。
……っていう場面で、よほどヒマじゃなかったら、読者は本を手に取らないってことがよ〜く分かりました。そういう失敗をしている人がすごく多かった。何かしら発信をしている人なら、勉強になると思うので行ってみるといいです。
この日私が購入したのは香港麻雀についてまとめた本と、木曽義仲の生涯が分かる本。香港麻雀にも木曽義仲にもめちゃくちゃ興味があるってわけじゃないけど、「中身がしっかりしてる」ってオーラが本から出てたから。
聞けば著者はどちらも、その道を20年くらい研究されてる方だそう。どんな作品にも作者の想いやこだわりが詰まってるに決まってるんだけど、せっかく作るなら、やっぱ、なるべく多くの人に届く努力をしなきゃいけないよね、って思います。